ベル・ヘリコプターは、2015年4月10日、カナダ政府公共事業・サービス省(PWGSC)から、カナダ沿岸警備隊(CCG)向けのベル412EPI 7機を受注したと発表しました。ベル412EPIは、海上の治安維持、漁業保護などに使用されます。
契約は総額1.55億カナダドル(約148億円)で、初号機は2016年6月に納入され、その後3カ月に1機のペースで納入されます。CCGは2014年5月にベル429 15機を発注しており、初号機が3月下旬に納入されました。
CCGは、これまでもベル206とベル212を使用しており、長年にわたり良好な関係を築いています。ベル412は五大湖から北極圏まで、カナダ全域で使用されます。
ベル412EPIは412EPの発展型で、2013年3月に発表されました。完全に統合されたグラスコクピット、Bell BasiX Proを装備してパイロットの状況認識を支援し、P&W RT6T-9ツインパックエンジンは従来のものより15%パワーアップしています。またテールブームにBLRストレーキとFastFinを採用して操縦性や安全性、空輸能力を向上させています。