広島空港、7時30分から滑走路運用を再開 初便はANAの羽田行き

広島空港、7時30分から滑走路運用を再開 初便はANAの羽田行き

ニュース画像 1枚目:広島空港の運用制限 滑走路の暫定運用の一部条件
© 国土交通省
広島空港の運用制限 滑走路の暫定運用の一部条件

国土交通省航空局は2015年4月17日朝から、広島空港の滑走路の閉鎖を解除し、通常の運用開始時刻での7時30分から空港運用を再開すると発表しました。再開後の初便は、全日空(ANA)の羽田行きANA672便で、7時35分の出発予定です。

再開後も広島発では日本航空(JAL)の羽田行き7時50分のJAL252便、ANAの新千歳行きANA1271便が欠航するほか、チャーター便でフジドリームエアラインズの新潟/広島線のFDA5523、FDA5526便の欠航が決まっています。

ただし、運航の再開に当たっては、事故を起こしたアシアナ航空機が無線施設、航空灯火の修復に時間を要することから暫定運用となります。また、事故機は滑走路脇に残されており、安全を確保するため国際基準に基づいた着陸の気象条件を厳しくする制限を行います。

運用制限は内側転移表面が確保される場合の条件付きで、地上視程が5000メートル以上、雲の高さが300メートル以上の有視界気象状態であること、VOR、RNAV運航は可能ですが、ILS運航は施設が損傷しているため不可となっています。内側転移表面の確保は、事故機が滑走路脇に残されていることから、高さ7.9メートルの余裕を確保し、内側転移表面1/3勾配としています。

なお、事故機の移動は、準備が整い次第、できるだけ早い時期に、エプロンへ移動するとしています。

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