日本航空(JAL)は、日本国際教育支援協会(JEES)の冠奨学金事業へ寄付し、「日本の翼 育英奨学金」を設立しました。JALが2014年12月に発表した「パイロット奨学給付金制度」で、私立大学パイロット養成課程の学生を対象に給付します。
JAL、JEESでは5月上旬から受給者の募集を開始します。採用人数は最大30名で、1人当たり5,000,000円を3回に分けて支給します。時期は、1回目が受給決定時に1,000,000円、2回目が事業用操縦士(単発)の課程修了時に2,000,000円、3回目は事業用操縦士(多発)課程修了時に2,000,000円です。なお、単発課程修了時には、技能証明、有効な航空身体検査証明書の写しを提出することが条件となります。
応募は、願書、指導教官などによる推薦書、前年度の成績表と飛行訓練課程における成績表、自家用操縦士の技能証明及び有効な航空身体検査証明書の写しなどの書類を揃え、2015年6月30日(火)までにJEESに必着です。
JALでは航空需要の増大、訪日外国人旅行者増加に向けた取り組み、国際、地域航空ネットワークの拡大、維持、発展など日本の空を支える優秀なパイロットの育成に寄与する目的で、奨学給付金制度を設けました。
国土交通省がパイロット不足に対応するため、乗員政策等検討合同小委員会で私立大学など民間の養成機関によるパイロット供給能力を拡充する中期的な取り組みとして奨学金の設立が検討されており、これにJALが応えた形です。