みずなぎによる4月の西之島観測、マグマ供給は継続も面積拡大は沈静化か

みずなぎによる4月の西之島観測、マグマ供給は継続も面積拡大は沈静化か

ニュース画像 1枚目:みずなぎから撮影した4月27日の西之島
© 海上保安庁
みずなぎから撮影した4月27日の西之島

海上保安庁は西之島付近の火山活動について2015年4月28日、羽田航空基地所属MA722の「みずなぎ」で4月27日に実施した観測状況を発表しました。この観測で、西之島の火口の爆発回数は減り、溶岩の流出は続いているものの、海岸線に顕著な変化は見られなかったとしています。

同乗した東京⼯業⼤学⽕⼭流体研究センターの野上健治教授は、「⽕砕丘北東斜⾯に溶岩流出⼝が開き、溶岩の流下が継続している。マグマの頂部は下がっておらず、深部からのマグマの供給は継続していると推察される」とコメントしています。なお、形状は天候条件が悪かったことから、データを取得出来なかったとしています。

3月25日現在、面積は約2.45平方キロメートルと2月23日時点とほぼ変わっていなかったことから、今回の観測でデータは無いものの、3カ月にわたり西之島の拡大傾向は沈静化しているようです。

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