那覇で発生した6月3日の重大インシデント、空自は基本手順徹底を指示

那覇で発生した6月3日の重大インシデント、空自は基本手順徹底を指示

那覇空港で2015年6月3日、全日空(ANA)、日本トランスオーシャン航空(JTA)、航空自衛隊のCH-47Jヘリコプターの3機が絡むインシデントが発生した件で、空自は「管制指示の厳守」、「基本手順の徹底」などを図る指示が行われています。空自ヘリが自機の離陸許可と誤認識し、離陸滑走中のANA1694便、「JA80AN」の前方を横切る事案が発生したことを受けたものです。

空自は6月3日付で、航空幕僚長から航空総隊司令官、航空支援集団司令官など、航空機を保有する全部隊へ管制指示や基本手順の徹底を図る指示が行われました。あわせて、那覇ヘリコプター空輸隊の上級部隊の航空救難団には、これらの指示を踏まえ、再発防止に係る教育の徹底が行われました。

この件で、運輸安全委員会は重大インシデントとして、調査に着手しています。すでに那覇では管制官から聞き取りを行い、空自、JTAのパイロットから当時の状況についてヒアリングを終了しました。また、ANAのパイロットからの聴取、フライトレコーダーなどの解析を進めます。

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