2015年5月27日、アメリカ・プロリダ州ティンダル空軍基地(AFB)の第82航空標的飛行隊(82ATRS)で、QF-4ターゲット・ドローンが最後のミッションを行いました。
最後のQF-4 2機は、10時15分にティンダルAFBを離陸し、約30分後に予定していた任務を完了し破壊されました。「砂漠に長期間にわたり保存されているだけの古い戦闘機を、軍の戦闘能力向上のための試験に有効活用できて、F-4にとっても良い良い方法だった」と82ATRSの遠隔操縦パイロット、ジェリー·ヘイッキネン氏は話しています。
ティンダルAFBでのQF-4の運用は1997年に始まり、今後はQF-16に引き継がれます。QF-16は超音速で9G旋回や5万5,000フィートまで上昇可能など、最新の戦闘機をシミュレートすることが可能です。
なお、ティンダルAFBのQF-4は無くなりましたが、ニューメキシコ州ホロマンAFBでの運用は継続されます。