スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)は2015年6月17日、ボンバルディアが開発を進めるCシリーズのチューリッヒ飛来を歓迎しました。ボンバルディアはパリ・エアショー会場で展示していた試験飛行機の「FTV5」をエアショー会場のル・ブールジェからチューリッヒへとフライトさせました。このFTV5は、SWISS塗装が施されており、ローンチカスタマーの同社に敬意を示しています。
チューリッヒへの到着時刻は19時16分で、チューリッヒの滑走路16に姿を現し、放水による歓迎を受けました。この機体を出迎えるため、多くの地元航空ファン、スポッターたチューリッヒ空港に集まりました。また、6月18日にはSWISSの経営陣に加え、スイスの政治家や政府高官が招かれ、空港内の格納庫で正式なお披露目式典が開催されました。
Cシリーズは騒音低減、燃費効率の改善、機内空間の快適性が向上するといった特徴があり、こうした点が紹介されました。SWISSはCS100を2016年半ばに初号機受領を皮切りに2018年にかけて受領し、ヨーロッパ路線の短距離、中距離路線にCシリーズを投入します。
なお、SWISSはCシリーズの導入にあわせ、新しい機内仕様を採用します。特徴は明るい客室で、機体の特徴である静粛性と広い空間が確保されていることからフライト中の快適性が高められているとアピールしています。
なお、SWISSはSシリーズ30機を発注しており、CS100は10機、CS300を10機、残る10機は改めて決定します。