ブリティッシュ・エアウェイズが運航するヨハネスブルク発ロンドン着の747-400から、密航したとみられる男性が危篤状態にあり、ロンドン市内の病院で治療を受けています。ロンドン警視庁は、生存者と同時に、別の男性が亡くなっていることも発表しており、密航は2人で行われたと見られています。イギリスの各社がこの事件を伝えています。
発覚したのは6月18日で、この日は747-400で運航したヨハネスブルク発ロンドン着はおよそ11時間5分のフライトが見込まれています。生存している男性、亡くなった男性ともヒースロー空港に着陸する手前の高度が約1,400フィート付近で機体から落下したと見られています。
一般的に国際線の機体は、高度30,000フィートを飛行し、客室以外は機内の与圧や温度調整が無いことから、密航時に生存することが少ないとされています。ブリティッシュ・エアウェイズの運航する南アフリカ路線では、2012年8月にもケープタウン発ロンドン・ヒースロー着で、747-400のランディングギアの格納部付近で亡くなった方が発見された事例もあります。今回は生存者が見つかったことで、一段と出発空港でのセキュリティの確保が問われそうです。