航空機リース会社のGEキャピタル・アビエーション(GECAS)は2015年6月22日、737-800NGの旅客機から貨物機への改修プログラムを開始したと発表しました。GECASは737-800SFの提供で、既存の737-800の残存価値を高めるソリューションを提供します。
GECASは、最大20機の737-800旅客機を貨物機に改修する計画です。この改修作業はエアロノーティカル・エンジニアズ(Aeronautical Engineers:AEI)がアメリカ、中国の施設で実施します。改修の初号機は、2017年中にアメリカ連邦航空局(FAA)から追加型式設計承認(STC)を取得し、リース貨物機として運航します。このため、2016年中に改修作業に着手します。
GECASは同社で初めての737-800旅客機-貨物機改修プログラムについて「貨物機の737-800NGは、クラス最高の航空機としてナローボディ機の市場の移行と拡充に寄与する」とコメントしています。
GECASの貨物航空機部門は現在、100機近くの貨物機をリースしています。管理機には737、767、747、777があります。737では2001年に737-300、737-400の貨物機改修プログラムを開始し、2002年に767-200、2005年に747-400をそれぞれ貨物機改修プログラムを開始しています。
なお、AEIは2013年に737-800の旅客機改修プログラムで737-800SF(Special Freighter)、737-800C(Combination Passenger and Freighter)を開始しています。