NASAの747 SOFIA、クライストチャーチ拠点に南半球の調査事業を開始

NASAの747 SOFIA、クライストチャーチ拠点に南半球の調査事業を開始

ニュース画像 1枚目:クライストチャーチに到着したSOFIA
© Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt, DLR
クライストチャーチに到着したSOFIA

アメリカ航空宇宙局(NASA)とドイツ航空宇宙センター(DLR)が共同運用する「SOFIA(Stratospheric Observatory for Infrared Astronomy : 遠赤外線天文学成層圏天文台)」は、2015年6月19日、ニュージーランド・クライストチャーチに向けて出発し、南半球での調査・研究事業に従事しています。SOFIAは、機体記号(レジ)「N747NA」で747SPをベースに、研究を行う機器を搭載した機体で、今回の調査では7月24日にアメリカに帰国する予定です。

南半球での調査は、クライストチャーチ国際空港を拠点に調査を行います。今回の「空飛ぶ天文台」のミッションでは、マゼラン星雲と天の川に焦点を当て、一千光年以上離れている星の観測をはじめ、恒星のライフサイクルのうち後期段階で排出される強烈な風について研究を行います。また、6月29日には冥王星の「食」の観測も実施する予定です。

747SP 「SOFIA」は2014年にルフトハンザ・テクニークで、大規模オーバーホールを実施し、2015年は拠点のアメリカ・カリフォルニア州パームデールで、研究飛行を再開していました。

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