三菱重工業は航空機に使うチタン部品の製造過程で、不正を指摘した内部告発を受けて、国土交通省、防衛省に続き、経済産業省からも厳重注意を受けました。同社ではすでに国土交通省航空局に対して報告を実施しています。
経済産業省製造産業局航空機武器宇宙産業課でもこの一件で6月24日に航空機製造事業法に基づき報告徴収命令を発出。その後、10月19日から10月21日まで立入検査が行われました。これを受けて、三菱重工では航空機武器宇宙産業課へも定期的な報告を行う予定です。
この件で対象となった部品を搭載した航空機は旅客機がB787型、B777型、B767型、A380型、A330型、民間用双発ヘリコプターのMH-2000型、防衛省向けの航空機、ロケットなどでした。