エアバス、A330neoの製造開始 エンジンパイロンと中央翼のメタルカット

エアバス、A330neoの製造開始 エンジンパイロンと中央翼のメタルカット

ニュース画像 1枚目:ナントで行われた中央翼の製造
© AIRBUS S.A.S.
ナントで行われた中央翼の製造

エアバスは2015年9月7日、A330neo初号機の製造を開始したと発表しました。A330neoプログラムの発表から1年になり、初めての「メタルカット」をフランスのトゥールーズ、ナントの2工場で行いました。トゥールーズではエンジンパイロンの加工、ナントでは中央翼の製造が手がけられています。

中央翼は、剛性、強度とあわせ軽量化を図るため、一部に330個の三角形の構造部を採用しています。また、エンジンパイロンは最新のトレント7000エンジンを取り付けるもので、A330neoの新たな設計の中でも重要な要素となっており、複合素材と軽量チタンで作られます。

A330neoのプログラムでは、A330-800neoとA330-900neoの2機種があり、2017年第4四半期に初号機の引き渡しを開​​始する予定です。この新型機は、現在のA330から400海里の航続距離を延長し、1座席あたりの燃費消費を14%削減することを目指しています。

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