国土交通相、福岡空港の滑走路増設事業の環境影響評価書を事業者に送付

国土交通相、福岡空港の滑走路増設事業の環境影響評価書を事業者に送付

国土交通大臣は2015年9月11日、福岡空港の滑走路増設事業で事業者の九州地方整備局長、大阪航空局長に意見書を送付しました。環境大臣が9月4日付で国土交通大臣に対し、航空機騒音で国際基準を国内でも遵守し、騒音低減につながること、福岡空港の航空機騒音について環境基準の達成に向け、ピーク時間帯の発着回数の抑制など総合的な措置を実施し、調査を継続的に実施すること、温室効果ガス対策などを求めていました。

国土交通相の意見書は、騒音軽減運航方式の実施、防音壁の設置に関する適切な範囲、高さ、材質のあり方の検討、地上電源装置(GPU)の使用促進などの措置を講じ、低騒音型の航空機導入について航空会社への働きかけに努めるなどの措置を行うことをはじめ、環境相の意見を取り入れています。

なお、今後は九州地方整備局、大阪航空局がこの意見を踏まえ、評価書の補正を行い、補正後の評価書は関係都道府県知事、市町村長へ送付し、公告、縦覧の過程に入ります。環境影響評価の手続は、これで終了となります。

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