ロシアのイルクートが開発を進めているMS-21(MC-21)に、ロシア製PD-14ターボファンエンジンは2018年から搭載するとロステックが発表しました。ロステックのセルゲイ・チェメゾフCEOがイルクートの工場を訪問し、言及しました。
MC-21初号機向けにはすでにP&Wが三菱航空機のMRJに搭載するPW1000Gエンジンと同じシリーズのPW1400G-JMエンジンを納入しています。このPW1400Gは、2015年内にエンジンの製造証明を取得する計画となっています。
イルクートの工場訪問で、チェメゾフCEOはMS-21にロシア製エンジンは搭載できないが、2018年以降は搭載できると会議で言及しました。ロシア連邦のドミトリー・ロゴージン副首相が2015年8月に、2017年からPD-14エンジンを搭載する様、指示を出した事を受け、チェメゾフCEOの発言になった模様です。
ロステックはPD-14エンジンの開発について、推力14トンのベーシックモデルを製造済みとしています。なお、MS-21は2016年前半に初飛行、2017年初頭に量産体制にはいる予定です。