アメリカ空軍航空戦闘軍団(ACC : Air Combat Command)指揮下のB-1Bを装備する2個爆撃航空団が、2015年10月1日、地球規模攻撃軍団(GSC : Global Strike Command)の第8空軍(8AF)指揮下に移管されます。これによりアメリカ空軍が保有するすべての爆撃機、B-52HとB-1B、B-2AはGSCの指揮下にまとめられることになります。
GSCに移管されるのは、テキサス州ダイエス空軍基地(AFB)の第7爆撃航空団(7BW)と、サウスダコタ州エルスワースAFBの第28爆撃航空団(28BW)です。8AF司令官のリチャード・クラーク少将は「5個になった爆撃航空団と長距離攻撃能力は、アメリカをより力強くする」とコメントしています。
実際に移管されるのは航空機63機と人員約7,000名で、仕事のやり方などを時間をかけて移行することになります。7BWと28BWは1940年代後半と2002年に8AF「マイティー8th」指揮下にあった時代があります。
10月1日以降のGSC 8AF指揮下部隊は以下のとおりです。
・2BW ルイジアナ州バークスデールAFB B-52H
・5BW ノースダコタ州マイノットAFB B-52H
・7BW テキサス州ダイエスAFB B-1B
・28BW サウスダコタ州エルスワースAFB B-1B
・509BW ミズーリ州ホワイトマンAFB B-2A