シンガポール航空、2018年に世界最長シンガポール/ニューヨーク線を再開

シンガポール航空、2018年に世界最長シンガポール/ニューヨーク線を再開

シンガポール航空は2015年10月13日、A350-900ウルトラ・ロング・レンジ(ULR)のローンチカスタマーとなる契約を締結し、受領する2018年にシンガポール発着のニューヨーク、ロサンゼルス線を再開すると発表しました。シンガポール航空は発注済みA350-900の63機のうち、7機をA350-900ULRにアップグレードします。

A350-900ULRの納入は2018年の予定で、この機材の導入にあわせ、2013年まで運航していた世界最長路線を再開します。A350-900ULRは19時間の飛行が可能で、シンガポールは機内に最新の製品を搭載するため、シンガポール航空はこの製品を開発中としています。また、ニューヨーク、ロサンゼルスに加え、アメリカの他の地点への就航も検討するとしています。

シンガポール航空は、顧客からシンガポール/アメリカ間の直行便再開を望む声が寄せられているとし、エアバスから商業的に実現可能なプランが提示されたことを、歓迎しています。また、この路線再開でシンガポールのハブ機能を強化し、北米と東南アジアをより便利に接続することが出来るとしています。

シンガポール航空は2013年、A340-500を5機退役させ、当時、世界最長の直行便路線だったシンガポール発着ニューアーク線、ロサンゼルス線を運休しました。A340-500を使用し、シンガポール/ニューアーク線の9,535マイルを18時間30分、シンガポール/ロサンゼルス線の8,770マイルを最大17時間45分で運航していました。

※当初配信の記事で、4段落目の距離の単位に誤りがありました。修正し再度公開しております。

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