ハワイアン航空は2015年10月19日、同社のA330のプレミアムキャビンについてフルフラットシートの装備など、リニューアルを実施すると発表しました。プレミアムシートを追加する計画もあわせ、イタリアのOptimaresが設計、特にレジャー旅行を重視したデザインとなっています。
ハワイアン航空は、同社の旅客からのフィードバック、リラックスについて徹底的な研究を行い、新しい時代にあわせた設計を採用し、長距離フライトのためクラス最高の製品を開発したとアピールしています。
180度のフルフラットになるシートは、プライバシーと同時にフライトの体験を共有することを両立させた作りとなります。機内エンターテイメントには、視野角と快適さを最適化するため、伸縮式のタブレットアームを装備した次世代の大型タブレットを提供します。また、座席配列は「2-2-2」としています。
新ビジネスクラスのシートを搭載したA330は、2016年第2四半期に初号機が路線に投入されます。さらに、残る22機には2016年9月から2017年にかけて順次、導入します。
このキャビンリニューアルにあわせ、ハワイアン航空はプレミアムエコノミー「エクストラ・コンフォート」の需要が高まっているとして、28席を追加します。エクストラ・コンフォートは、シートピッチが36インチでゆったりし、優先搭乗、各シートに電源の用意などのサービスや装備があります。
これにより、ハワイアン航空のA330-200は現在のビジネス18席、エコノミー・コンフォート40席、エコノミー236席、計294席仕様から、ビジネス18席、エコノミー・コンフォート68席、エコノミー192席の計278席仕様にシートを減席します。