チャイナエアラインが2014年10月に初号機を受領した777-300ERから採用したキャビンインテリアが2015年度「グッドデザイン賞」を受賞しました。
この機内は「台湾文化と伝統、東洋美と最新テクノロジーの融合」をテーマとし、木目調のデザインが取り入れられるといった特徴があります。ビジネスクラスには自由に利用できる「スカイラウンジ(水郵山驛)」が設けられ、阿里山ウーロン茶、日月潭紅茶など台湾茶や台湾で栽培された東山コーヒーなどを楽しめます。また、ABC、HJK列でシート前面に折りたたみ式の部分を広げると、大人2人が横になって過ごすことができる「ファミリー・カウチ」も装備されています。
審査委員からは、宋代の文人をコンセプトに機内がデザインされ、ビジネスは書斎で夜の明かりで本を読むイメージ、エコノミーは文人の市井を念頭に、楽しく快適で、食事で使う用具は宋代の調度品からインスピレーションを得るなど飛行機という厳しい制約を受ける中で、高い評価に値する素晴らしいデザインを実現していると評価しています。
なお、チャイナエアラインの機内はグッドデザイン全件が東京・六本木の東京ミッドタウンで開催されている受賞展「グッドデザインエキシビション2015」会場で、2015年10月30日(金)から11月4日(水)まで、パネル展示で紹介されています。