HondaJet、型式証明取得に向け最終段階 FAAが飛行試験を実施中

HondaJet、型式証明取得に向け最終段階 FAAが飛行試験を実施中

ニュース画像 1枚目:NBAA 2015に展示されたHonda Jet
© Honda Aircraft Company
NBAA 2015に展示されたHonda Jet

ホンダ・エアクラフト・カンパニーは2015年11月17日(火)、ラスベガスで開催されている全米ビジネス機協会総会・展示会(NBAA:National Business Aviation Association)で、HondaJetが型式証明取得に向けた最終段階にあると発表しました。

実用飛行テスト(F&R:Function and Reliability Testing)を終え、アメリカ連邦航空局(FAA)による機体、搭載装置の機能・信頼性飛行試験が最終段階で、FAAはこの試験を今週にも完了する予定となっています。最終的な型式証明をこれを終えた後、発行されることとなっています。

HondaJetは、機体や各種搭載システムなどの機能や信頼性を確認するため、さまざまな運航条件下での離陸、巡航、着陸の試験、飛行中のシステムの故障シミュレーション、高温、低温、高湿度での飛行試験、計器着陸試験などを行なってきました。試験はアメリカの31州、計54空港で行われ、飛行試験全体ではアメリカ国内の70カ所で計3,000時間超となっています。

HondaJetは2015年、日本、ヨーロッパ、南米を訪問するワールドツアーを実施しており、型式証明取得に備え2014年にはトレーニングセンターを開設し、準備を整えています。

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