アメリカ海軍、ヨルダンに精密誘導ロケット弾を輸出

アメリカ海軍、ヨルダンに精密誘導ロケット弾を輸出

ニュース画像 1枚目:UH-1Yから発射されたAPKWS
© U.S. Navy photo
UH-1Yから発射されたAPKWS

アメリカ海軍とBAEシステムズは、ヨルダンに先進精密破壊兵器システム(APKWS : Advanced Precision Kill Weapons System)100基を輸出したと、2015年11月30日に発表しました。

APKWSは、2.75インチ・ロケット弾にセミ・アクティブ・レーザー誘導ユニットを取り付けた精密誘導弾で、ヘルファイア・ミサイルと無誘導ロケット弾のギャップを埋めるものです。対戦車ミサイルと比べるとコストと重量が1/3で、精密誘導により巻き添え被害を軽減することができます。アメリカ海軍・海兵隊では2012年からAH-1やUH-1、MH-60R/Sに搭載しています。

ヨルダンはAPKWSをアメリカ以外で初めて採用した国で、CASA CN-235軽ガンシップに搭載します。ヨルダン以外にも13カ国からの正式な購入希望が寄せられ、イラクとオランダ、チュニジアと対外有償軍事援助(FMS)での契約が結ばれています。

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