オーストラリア国防軍(ADF)は、新しい練習機にピラタスPC-21を選定し、49機を発注しました。ピラタスが2015年12月9日に発表しました。
ADFは新しいパイロット訓練システム「プロジェクト・エア 5428」を策定しており、ロッキード・マーティンとホーカー・パシフィック、ピラタスが組んだ「チーム21」の提案を採用し、シミュレーターなどとともに49機のPC-21の導入を決めました。
オーストラリア空軍(RAAF)は、これまで28年間にわたり同社のPC-9を使用してきた実績があり、2008年からはシンガポール空軍が西オーストラリア州のピアース基地でPC-21を使用して訓練を実施しています。そのほか、スイスとアラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、カタールの各空軍がPC-21を使用し、オーストラリアは6番目の採用国となります。
ADFへのPC-21の納入は2017年6月から始まる予定です。