運輸安全委員会、1月からエンジン分解調査へ 調布のパイパー事故

運輸安全委員会、1月からエンジン分解調査へ 調布のパイパー事故

運輸安全委員会(JTSB)は2016年1月12日から、調布飛行場を離陸後に墜落したパイパーPA-46に搭載されていたテキストロン・ライカミングTIO-540-AE2Aエンジンをアメリカで分解調査を実施します。

TIO-540エンジンは10月22日に空輸便で輸送し、11月4日にライカミングに到着しています。これまで、エンジンが焼けていることからその測定器具の整備、製造国のアメリカ連邦航空局(FAA)、アメリカ運輸安全委員会(NTSB)の調査官の立ち会いなどの調整を行い、プロペラ・メーカーのハーツェルも加わり、JTSBの調査官1名と関係者で調査を行います。

調査の内容は、エンジンの外観からの状態確認、プロペラとエンジンに付随した装備品を取り外して調査、エンジン本体の分解による調査、各部分の詳細調査が実施される予定です。エンジンの分解調査は、さらなる詳細調査が必要となる可能性もありますが、これは状況を見ながら実施となります。調査はNTSBが主体となり、分解調査の結果も取り纏められる予定です。

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