セブパシフィック航空、UAEや台湾、ロシアへの就航権益と増便を獲得

セブパシフィック航空、UAEや台湾、ロシアへの就航権益と増便を獲得

ニュース画像 1枚目:路線拡張を続けるセブパシフィック航空、長距離路線に投入されているA330
© Cebu Pacific
路線拡張を続けるセブパシフィック航空、長距離路線に投入されているA330

セブパシフィック航空は2015年12月22日、新たにマニラ発着のアラブ首長国連邦(UAE)への就航、フィリピン各地から台北と高雄、マニラ発着のロシア主要都市へ就航する権益を獲得したと発表しました。フィリピン民間航空局との会議を経て明らかにしたものです。

UAE路線はマニラ発着で週7便の発着枠を獲得したもので、UAEのいずれかの都市に就航が可能です。現在はマニラ/ドバイ線をデイリー運航しており、これに加えてUAE路線は週14便の運航が可能になります。

台北線はカティクラン、マニラ・クラーク、ダバオ、プエルトプリンセサ、タグビラランからの直行便を要望、高雄線はカティクラン、セブからの直行便を要望しており、いずれも認められました。現在の台湾への路線はマニラ/台北線が週10便、セブ/台北線が週3便で、就航路線を大幅に拡張することが可能になりました。

また、ロシアへの就航では、マニラ発着でモスクワ、ウラジオストク線をそれぞれ週3便で運航することが可能です。

このほか、フィリピン民間航空局は、アセアンの航空自由化を実現するASEAN多国間協定(MAAS)に参画しており、セブパシフィック航空をこの航空会社として指定することも承認しました。これにより、フィリピンがMAASに批准すると、セブパシフィック航空はASEAN各地に自由に路線や便数を展開することが可能になります。

現在、セブパシフィック航空は60地点に90路線を運航しており、長距離路線ではシドニー、ドバイ、ドーハ、バリ線などで、日本路線では成田、福岡、関西、名古屋(セントレア)の4地点に乗り入れています。

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