エアバス、2015年の納入機数は635機、純受注は1,036機

エアバス、2015年の納入機数は635機、純受注は1,036機

ニュース画像 1枚目:エアバス 2015年の納入・受注機数
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エアバス 2015年の納入・受注機数

エアバスは2016年1月12日、2015年1月から12月の業績を発表しました。引き渡し機数は85社に635機で、2014年の過去最高記録の629機を上回り、13年間連続で年間の引き渡し機数が増加しました。機種別でA320ファミリーが491機、A330が103機、A380が27機、A350 XWBが14機でした。引き渡し社の85社のうち10社が新規顧客となりました。

受注機数は1,139機、キャンセルが103機でした。これにより、純受注ベースで53社から1,036機、うち単通路機が897機、ワイドボディ機が139機を受注しました。53社のうち8社が新規顧客でした。これにより、2015年12月末時点の受注残数は、史上最大の6,787機となりました。カタログ価格の金額ベースで9,963億米ドルとなりました。

エアバスは受注機数の増加とボーイングを上回る受注機数を獲得したことについて、航空会社がボーイングとエアバスで「50:50」の発注を「60:40」などとエアバスに重心を起きつつあるとし、その理由の1つに燃油コストがより効率的だと説明しています。

エアバスの2015年は、A320neoで型式証明の取得、2014年に初号機を引き渡した最新鋭のA350は14機を納入、A350-1000の主要部品をヨーロッパなど各地の製造工場で開始されたほか、A330neo初号機もエンジンパイロンや中央翼部品の製造が開始されています。また、純受注で2機増となったA380は初飛行から10周年を迎え、ファブリス・ブレジエCEOが約束と言及していた通り、プログラムの損益分岐点に達しました。さらに、アメリカのモービル工場でA320ファミリーの最終組立工場が稼動しています。

期日: 2015/01/01 〜 2015/12/31
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