ボーイング、2015年の年間デリバリー機数 民間機762機 防衛184機

ボーイング、2015年の年間デリバリー機数 民間機762機 防衛184機

ボーイングは2016年1月7日、2015年の民間機は762機を納入し、2014年の723機から39機増加したと発表しました。防衛・宇宙では190機/基で、こちらも2014年の184機/基から増加しました。

民間機部門は迅速、効率的に顧客に納入できたとし、2016年も引き続きこうした点に注力し、拡大する需要に対応していく方針です。

また、2015年の民間機の純受注機数は768機、カタログ価格で1,124億ドル、日本円で13.2兆円(2016年1月8日レート換算)となりました。これにより、2015年末の受注残機数が5,795機となりました。

ボーイングは2015年について、顧客への納入機数のペースを高めながら、バランス良いバックログを確保したと振り替えり、引き続き最高の製品とサービスを提供していくとコメントしています。

なお、2015年の民間機のマイルストーンと、民間、防衛・宇宙の納入機数は以下の通りです。

<2015年の民間機 マイルストーン>
787:オマーン航空、スクート、アメリカン航空、KLMオランダ航空、ベトナム航空などに初号機を納入、787-10Xで詳細設計完了
747:747-8プログラムで100機目を納入
767:フェデックスから767-300Fを50機確定受注、プログラム史上最大
777:2%燃料改善パッケージをローンチ、777Xが詳細設計へ
737:シアトルデリバリー・センターの拡張、737 MAXが12月にロールアウト

<2015年の納入機数、受注残>(括弧内は2014年の機数)
■民間機
737NGシリーズ:495機 (485機)、残4392機
747シリーズ:18機 (19機)、残20機
767シリーズ:16機 (6機)、残80機
777シリーズ:98機 (99機)、残524機
787シリーズ:135機 (114機)、残779機
合計:768機 (723機)

■防衛・宇宙部門
AEW&C:1機 (3機)
Apache(AH-64 新造機):23機 (45機)
Chinook(CH-47 新造機):41機 (54機)
C-17:5機 (7機)
C-40(737-700/-800):1機 (1機) (海軍向けC-40A)
F-15:12機 (14機)
F/A-18E/F、EA-18G:35機 (44機)
P-8:14機 (11機)
衛星:4機 うち民間3基、防衛1基 (5基)

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