ボーイング、737 MAX 8初号機「Spirit of Renton」 ロールアウト

ボーイング、737 MAX 8初号機「Spirit of Renton」 ロールアウト

ニュース画像 1枚目:737 MAX 8 初号機「N8701Q」、胴体後部には顧客の尾翼が描かれている
© Boeing
737 MAX 8 初号機「N8701Q」、胴体後部には顧客の尾翼が描かれている

ボーイングは2015年12月8日、737の最終組立工場のあるシアトル・レントン工場で737 MAX 8初号機の最終組立を完了、ロールアウトしました。レントン工場のスタッフたちも737プログラムの歴史的な瞬間を見守りました。

ボーイングは「737 MAXプログラムは計画通り、期限内にマイルストーンを達成しており、737プログラムをさらに高みに引き上げ、ボーイングの新たな時代を迎える最初の飛行機のロールアウトだ」とコメントしています。

737 MAX 8初号機は2015年11月30日に最終組立を完了しました。これは737 MAXの計画で特定された組み立て完了の日付と同じ日で、ボーイングのハウスカラーの塗装作業が行われていました。

製造番号(MSN)「42554」、ラインナンバー「5602」、機体記号(レジ)「N8701Q」で、機体の愛称は「Spirit of Renton(レントンの精神)」と名付けられ、コクピット下に刻まれています。今後は、飛行試験を開始する準備をレントンで行い、2016年の早い時期に初飛行を予定しています。

なお、737 MAXプログラムは2機目、3機目の機体が最終組立ラインで作業が進められており、4機目は組立が進められ今後、最終組立ラインでの作業が始められることになっています。ローンチカスタマーのサウスウエスト航空には、2017年第3四半期に納入される予定です。

737 MAXはCFMインターナショナルのLEAP-1Bエンジンを搭載し、ウィングレットは737シリーズで最新のシミタール・ウィングレットを改良したアドバンスト・テクノロジー・ウィングレットを標準で装備します。ボーイングはこれによりA320neoより1席あたりの消費燃料8%減、現行の737から20%減の燃費削減を実現します。

737 MAXプログラムは、737 MAX 7、MAX 8、MAX 9、MAX 200で構成され、世界60社から約3,000機の確定発注を獲得しています。

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