レイセオン、フィンメカニカと組みT-100をアメリカ空軍に提案

レイセオン、フィンメカニカと組みT-100をアメリカ空軍に提案

ニュース画像 1枚目:レイセオン・フィンメカニカT-100の想像図
© Raytheon
レイセオン・フィンメカニカT-100の想像図

レイセオンは、イタリアのフィンメカニカ、CAE USA、ハニウェルチームと組んで、アメリカ空軍の次期高等練習機(T-X)コンペティションに、M-346を改設計したT-100を提案すると、2016年2月22日(月)に発表しました。

M-346はフィンメカニカ(旧アエルマッキ)が開発・生産する高等練習機で、イタリアやシンガポール、イスラエル、ポーランドの各国空軍が採用しています。F-16で25年の飛行経験のあるレイセオンのBrick “Bluto” Izziチーフ・エンジニアは「M-346で飛行して推力重量比が優れていること、驚くべき戦術訓練能力があることの2点が優位点だ」と話しています。

T-100は第5世代戦闘機のパイロットを養成するため、高G飛行耐性や空中給油レセプタクル、暗視装置、データリンク装置などが搭載され、アメリカ国内で生産されます。

レイセオンは、ビーチクラフトを傘下に持ちT-6テキサンIIとT-1ジェイホークのプライム・コントラクターとして訓練システムを作り上げた実績があります。T-Xにはロッキード・マーティン・KAIチームがT-50Aを提案することが発表されており、そのほかテキストロン・エアランドがスコーピオン、ボーイング・サーブチームとノースロップ・グラマンが新設計の機体を提案するとみられています。

機種は2017年第4四半期に決まる予定です。

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