ボーイング、KC-46A開発で4機目の試験飛行機で初飛行 767-2Cの2機目

ボーイング、KC-46A開発で4機目の試験飛行機で初飛行 767-2Cの2機目

ニュース画像 1枚目:767-2Cの2機目 N463FT
© Boeing
767-2Cの2機目 N463FT

ボーイングは2016年4月25日(月)、KC-46Aペガサス開発プログラムで4機目、767-2C飛行試験機「EMD-3」で初飛行を行ないました。ペインフィールドを離陸し、エンジン、飛行制御をはじめ各種システムのチェックを行い、シアトルのボーイングフィールドに着陸しました。飛行時間は1時間40分、最大高度は39,000フィートでした。

767-2Cは、フライングブームとホース&ドローグ(プローブ&ドローグ)の2つの方式に対応した空中給油システムを搭載する前の機体です。「EMD-3」は主に高温、低温環境下や煙侵入テストなど環境制御システムの試験に使用します。

アメリカ空軍向けの次期空中給油機として開発が進められており、767-2Cとして2機、KC-46として2機を飛行試験機として製造しています。767-2Cも今後、KC-46に改修される予定です。

「EMD-1」は2014年12月に初飛行し、これまで315飛行時間を記録しているほか、KC-46タンカーの「EMD-2」は2015年9月に初飛行し、240飛行時間を記録しています。EMD-2はF-16、F/A-18、AV-8Bとの空中給油を実施しているほか、KC-10からの給油試験も実施されています。3機目の「EMD-4」は、2016年3月2日に初飛行し、これまで25飛行時間を記録しています。

ボーイングはアメリカ空軍向けにKC-46Aを179機、製造する計画です。

この記事に関連するニュース
メニューを開く