国土交通省航空局は2016年7月12日(火)、ジェットスター・ジャパンが7月9日(土)に運航した福岡発成田着JJP502便について、「重大インシデント」に認定しました。この便はA320の機体記号(レジ)「JA04JJ」で運航されていました。
2系統の対気速度計の不具合が発生したもので、離陸からおよそ1時間後の9時47分ごろ、中部国際空港(セントレア)から南南東約130キロメートル、高度約11,000メートルを飛行中でした。
不具合は、機長席、副操縦士席側とも速度計の表示が時速500キロと110キロの間を行ったり来たりする不安定な表示で、管制の許可を得て10,000メートルに降下したところ、表示が安定したことから飛行を継続し、10時36分に成田空港に着陸しました。この便の乗員、乗客は156名でけがなどはありませんでした。
この件について、運輸安全委員会が調査を開始しています。なお、ジェットスター・ジャパンは、調査に全面的に協力し、再発防止策を講じ、安全運航を図っていくと発表しています。