管制室の見学、空の日は見学OK-公用機など飛行計画は一部非開示に

管制室の見学、空の日は見学OK-公用機など飛行計画は一部非開示に

航空局は航空管制官の一連の不祥事を受けて外部有識者による「航空管制事務適正化検討委員会」を設置、その中間取りまとめの進捗状況を発表しました。このうち、撮影機器、携帯電話を含む私物の運用室持ち込み、管制運用室内の資料等の持ち出し、管制官の業務に関連したブログ記事の書き込み、ホームページ開設を禁止したことを発表しました。

実施済みの再発防止策では、アメリカ大統領専用機「エアフォースワン」のフライトプランが漏れていたことも受け、公用機、軍用機などの飛行計画を機密性の高い航空機は秘密文書に相当する不開示、秘密保全情報として「機密性3情報」に引き上げられました。「機密性3情報」は外務省や国の行政機関が便宜供与依頼をした航空機、軍用機、警察や海上保安庁が捜査のために運航する航空機などの飛行計画になります。

また、2011年7月にツイッターで参加者を募った東京航空交通管制部への部外者の見学が発覚していますが、年に1度、管制室を見る機会だった空の日の管制室見学は今後も可能です。ただし、見学は運用室・機器室、管制運用室見学室、管制塔下回廊、管制シミュレーター室などに限られ、見学には事前に名簿や証明書類を提出、当日は身分証明証を持参し、携帯電話やカメラ、パソコンなどの持込みは禁止となります。

管制室の見学、これからも各地で続けてもらいたいですが、見学する方もルールを守って楽しく見学しましょう!

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