世界津波の日、宮崎・細島港で海保や九州整備局ヘリも参加した防災訓練

世界津波の日、宮崎・細島港で海保や九州整備局ヘリも参加した防災訓練

ニュース画像 1枚目:世界津波の日、津波防災訓練
© 国土交通省
世界津波の日、津波防災訓練

国土交通省は2016年11月4日(金)、国連で制定されている11月5日「世界津波の日」を前に、津波防災訓練を実施します。津波災害へ迅速な対応を整えるため、チリ国家緊急対策室(ONEMI)などと合同で、宮崎県日向市の細島港、チリのバルパライソ市で合同津波避難訓練を行います。細島港白浜地区で9時から11時30分に実施します。

訓練は、津波襲来を想定し、地元小学生、細島港周辺企業の従業員、チリの防災関係者らも参加した津波避難をはじめ、津波による漂流者の発生を想定し、ヘリコプターによる救助、津波でがれきが海上に流出し、海上からの災害支援物資輸送ルートが利用できないことを想定し、船舶で航路障害物の撤去、水中障害物の撤去などを実施します。

訓練で使用されるヘリコプターは第十管区海上保安本部の巡視船「おおすみ(PLH-03)」に搭載する「るりかけす(MH912)」、西日本空輸が運航する九州地方整備局の「はるかぜ」号で、そのほか船舶では第十管区所属の巡視船「おおすみ」と「きりしま(PS-04)」、巡視艇「ほこかぜ(CL-157)」、九州地方整備局の清掃兼油回収船「がんりゅう」などです。

なお、訓練のうち「るりかけす」と「はるかぜ」は津波による被害状況の情報収集、情報伝送訓練を行うほか、細島港で漂流者を発見したとの想定で救難士が降下し、ホイストによる吊り上げ救助を行います。この際、救助者は巡視船に収容するする計画です。

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