航空自衛隊は2016年8月から10月にかけ、百里基地でF-15Jを運用する第305飛行隊と、新田原基地でF-4を運用する第301飛行隊の配置交代を実施していましたが、10月末をもって第301飛行隊の百里基地への移動が完了したと発表しました。
この配置交代は、戦闘機部隊の体制移行の一環で実施されたものです。8月31日(水)に第305飛行隊の新田原基地への移動が完了したことで、第301飛行隊が百里へ移動するまでの約2ヶ月間、新田原基地は第301飛行隊と第305飛行隊の2個飛行隊を運用していました。今回、第301飛行隊の百里基地への移動が完了したことで、新田原基地にF-4EJファントムIIの配置はなくなりました。
新田原基地では10月2日(日)に基地開放イベント「第301飛行隊壮行行事~さらばファントム」を実施、県内外から7,000名が来場しています。10月31日(月)は新田原基地内で「第301飛行隊見送り」が実施され、最後のファントムが新田原基地に別れを告げました。新田原基地のウェブサイトでは、同基地からF-4EJ「97-8427」が出発する様子が写真で紹介されています。
なお配置交代が実施された百里基地、新田原基地ではそれぞれ11月27日(日)と12月4日(日)に航空祭が予定されており、例年とは異なる機体展示が期待できそうです。