シンガポール航空、777-9と787-10を計39機確定発注へ

シンガポール航空、777-9と787-10を計39機確定発注へ

ニュース画像 1枚目:787-10
© Boeing
787-10

シンガポール航空は2017年2月9日(木)、777-9を20機、787-10を19機の発注意向書(LOI)をボーイングと締結しました。確定発注は777-9を20機、787-10を19機の計39機で、2機種ともオプションで6機ずつで、全ての権利が行使された場合、51機分の発注契約となります。

納入時期は、シンガポール航空の会計年度ベースで、787-10が2020/21年度、777-9が2021/22年度です。総額で138億ドル相当の契約で、このうち787-10はシンガポール航空グループへの導入が可能な契約となっており、保有機が全て787となっているSIAグループのブランド、スクートへの導入も可能です。エンジンは777-9がGE9Xのみの選択でこれを採用、787-10はロールスロイスのトレント1000を選定しています。

シンガポール航空は、この発注により、シンガポール・チャンギ国際空港を拠点とするハブ戦略を強化し、将来の機材計画を通じ、そのネットワークの維持とサービスの拡充をめざしていくとしています。

なお、シンガポール航空は、777-9の発注は初めて、787-10は2013年にローンチカスタマーとして30機を発注しており、2018/19会計年度に受領する予定です。

シンガポール航空グループは、シンガポール航空にA380が5機、A350-900が57機、シルクエアは737-8-MAXが37機、スクートは787-8と787-9が8機、タイガーエアがA320neoを32機をそれぞれ導入予定となっています。

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