「レッドブル・エアレース千葉2017」のサイドアクトとしてゼロエンタープライズ・ジャパンが所有する「零戦」が参加しますが、今回の日本への里帰りは日本人操縦士による操縦と発表されました。
今回の里帰り飛行で操縦桿を握るのはアメリカ在住、40年以上の飛行教官の経歴を持つ柳田一昭氏です。日本人パイロットの操縦で零戦が日本の空へ里帰りすることは、戦後の歴史上で初めての出来事となります。
使用される零戦22型「AI-112」は三菱重工が1942年に製造、南太平洋のパプアニューギニアに落ちていた残骸から復元され、レプリカを除く世界に現存する4機のうち、現在も飛行可能な貴重な機体です。レッドブル・エアレースでは、かつて日本の航空技術の粋を集めた名機「零戦」が約70年ぶりに東京湾の空へ戻るとアピールしています。
「レッドブル・エアレース千葉2017」は6月3日(土)と6月4日(日)の2日間、千葉県の幕張海浜公園で開催されます。零戦を含め、エアレースはチケットを持つ方が、入場できる観覧エリアのみで鑑賞でき、通常よりも高度を下げて低空周回します。なお、チケットはローソンチケットで販売されています。