JAL、2018年3月期の業績予想を上方修正 純利益は1,080億円に

JAL、2018年3月期の業績予想を上方修正 純利益は1,080億円に

ニュース画像 1枚目:パリ発着でFALCONビジネスジェットサービスも第1四半期に発表
© Dassault Falcon
パリ発着でFALCONビジネスジェットサービスも第1四半期に発表

日本航空(JAL)は2017年7月31日(月)、2018年3月期第1四半期(2017年4月1日~6月30日)の連結業績について、営業収益は前年同期比5.9%増の3,148億円、営業利益は12.0%増の247億円、経常利益は24.6%増の245億円、四半期純利益は32.9%増の195億円と発表しました。米ドルの為替レートは前年と同水準、燃料調達コストは前年比の推移は高いものの、6月に入り下落しています。好調な国際線と費用の効率化などを受け、JALは通期業績予想を上方修正しています。

主力事業のうち、国際線はロードファクター80.2%と、前年から1.9%ポイント増となりました。主な路線のうち成田/ニューヨーク線を777-300ERに大型化したほか、4月1日から羽田/ニューヨーク線を開設し、サービス面ではSKYTRAXの「ワールド・エアライン・アワード」で「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」賞を受賞しています。

国内線ではジェイ・エアの伊丹発着でERJ-190の運航路線拡大、日本エアコミューター(JAC)でATR42-600の運航開始と、地方ネットワーク路線の利便性や快適性に取り組んでいます。また「機内Wi-Fiサービス」の無料提供を開始し、差別化を図っているほか、福岡と広島の「サクララウンジ」をリニューアルし、利便性や快適性の向上に取り組んでいます。これらにより、国際旅客収入は燃油サーチャージ収入の増加などから、前年同期比6.1%増の1,055億円、国内旅客収入は6.1%増の1,161億円でした。

また、通期の連結純利益を上方修正し、4月下旬に発表した1,000億円から1,080億円としました。第1四半期に国際線旅客単価、国内線旅客需要と貨物需要が想定を上回り、第2四半期以降も想定どおりの進捗のため、売上高で90億円の増加を見込んでいるほか、費用の効率化が進み、燃油市況の推移を加味し、営業利益で110億円の増加、経常利益で90億円の増加としています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く