伊丹空港で無人機らしき物体が飛行、JAL便が自主的に進入復行 10月5日

伊丹空港で無人機らしき物体が飛行、JAL便が自主的に進入復行 10月5日

国土交通省航空局は2017年10月5日(木)、伊丹空港で離陸準備中のJAL128便、767-300の機体記号(レジ)「JA602J」が無人航空機らしき物体の飛行を確認、管制官に通報しました。無人機はW3誘導路上の上空およそ30メートルを飛行しており、視認で赤色、鳥程度の大きさとされています。

これを受け、着陸進入中だったJAL2186便のCRJ-200が同通報を聴取し、視認はしなかったものの自主的に進入復行を実施しました。この便は、予定時刻から13分遅れの17時51分に着陸しました。JALによると、両便とも機体への接近などの危険性はなく、その他の定期便への影響は生じなかったとしています。この事案は、関西エアポートが警察機関に対して情報を提供したほか、航空局も警察庁に対して通報済みです。

なお、空港などの周辺、人口集中地区などの上空は2015年12月に航空法が改正されたことに伴い、原則として飛行禁止になっています。無人機を飛行させる空域、飛行の方法など基本的なルールも改正航空法で定められています。

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