A330-900初号機、4時間13分の初飛行を成功裏に終了

A330-900初号機、4時間13分の初飛行を成功裏に終了

ニュース画像 1枚目:A330-900 初飛行
© AIRBUS S.A.S.
A330-900 初飛行

エアバスは2017年10月19日(木)、A330neoの2機種のうちA330-900、製造番号(MSN)1795、機体記号(レジ)「F-WTTN」の初飛行を成功裏に終えました。トゥールーズ・ブラニャック空港を9時57分に離陸、4時間13分にわたる南仏と大西洋をめぐるフライトで、14時10分に着陸しました。

エアバス・グループの最高執行責任者(COO)で、エアバス・コマーシャル・エアクラフト最高経営責任者(CEO)のファブリス・ブレジエ氏は「エアバスの継続的な革新の旅で新たなマイルストーンを記した」と語り、新機種が効率的で、この機種を選定した航空会社に市場で優位性をもたらすとも述べています。エアバスは、試験飛行プログラムを着実に進め、2018年にA330neoの定期便運航を実現します。

A330-900は型式証明の取得に向けて合計1,100飛行時間を予定しており、2018年中頃にヨーロッパ航空安全庁(EASA)とアメリカ連邦航空局(FAA)から認証を取得する計画です。ローンチカスタマーのTAPポルトガルには、成熟度と信頼性を保証するため、航空会社の運航環境の中でも試験が実施されます。

A330neoは2014年7月に発表され、A330-800とA330-900の2機種で構成しています。ロールスロイスの新たなトレント7000エンジンを搭載し、ナセル、チタン・パイロン、新たな設計の主翼、エアバスによる新たな客室「AirSpace」が採用されています。エアバスは発表以来、この機種で12社から計212機の契約を獲得しています。

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