アメリカ空軍、11月はじめから嘉手納基地にF-35Aを12機展開へ

アメリカ空軍、11月はじめから嘉手納基地にF-35Aを12機展開へ

ニュース画像 1枚目:F-35A
© U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. Heather Redman
F-35A

アメリカ軍太平洋司令部は2017年10月23日(月)、沖縄の嘉手納基地にF-35AライトニングIIを展開すると発表しました。11月はじめから、ヒル空軍基地の第34戦闘飛行隊(34FS)が6カ月の予定で展開します。規模はF-35Aが12機、隊員およそ300名です。定期的にアメリカ本土の部隊が嘉手納基地や韓国のクンサン基地に派遣されている、アジア太平洋地域への地域安全保障パッケージ(TSP : Theater Security Package)の一環です。

アメリカ軍太平洋司令部は、はじめてF-35Aを運用することとなり、ソウルで開催されたADEXにおいて、アジア地域での第5世代ステルス戦闘機が成功裏にお披露目されたことを受けた対応と説明しています。

F-35Aは、空軍力の優位性を補完する戦闘機で、現在および新たに発生する脅威に対して、高い精度の攻撃能力を備えており、太平洋司令部は現在の任務に理想的な航空機で、嘉手納基地での配備、訓練に期待感を示しています。

日本でのF-35の展開は、2017年1月にアメリカ海兵隊のF-35Bが岩国航空基地に展開しており、これに続く配備ですが、アメリカ空軍のF-35Aの展開は、これがはじめてです。予定されている12機の展開を前に、ADEXで展示されたヒル空軍基地のF-35A「14-5106」「15-5131」の2機が先行して飛来するとみられます。

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