防衛省、海自TC-90練習機のフィリピン移転を有償貸付から無償譲渡に変更

防衛省、海自TC-90練習機のフィリピン移転を有償貸付から無償譲渡に変更

ニュース画像 1枚目:TC-90練習機
© 海上自衛隊
TC-90練習機

防衛省は2017年10月25日(水)、9月に行われた日比首脳会談での合意を受け、海上自衛隊のTC-90練習機移転を有償貸付から無償譲渡に変更すると発表しました。2017年の通常国会で自衛隊の不用装備品など無償譲渡を可能とする改正自衛隊法が成立し、フィリピン政府からの申し出を踏まえ、有償貸付から無償譲渡に変更されました。

TC-90のフィリピン移転プログラムは、機体5機の移転に加え、海上自衛隊徳島航空基地でのフィリピン海軍パイロットに対する教育、日本の整備企業の技術者をフィリピンへ派遣し、フィリピン海軍が実施する維持整備業務を支援するなどパッケージで協力を実施します。

移転する機体5機のうち2機は、2017年3月にフィリピン海軍に引渡ししており、残りの3機は2018年3月に引き渡す予定です。なお、すでに引き渡しされている2機は2018年3月末まで有償貸付となっており、期間終了時に無償譲渡され、引き渡し予定の3機はそのまま無償譲渡となります。詳しくは、防衛省のPDFを参照ください。

期日: 2017/10/25
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