エアバス、JALと協力しA350向け複合現実訓練アプリケーションを開発

エアバス、JALと協力しA350向け複合現実訓練アプリケーションを開発

ニュース画像 1枚目:ホロレンズの利用イメージ
© JAL
ホロレンズの利用イメージ

エアバスは2017年11月14日(火)、日本航空(JAL)、JALエンジニアリングと協力し、「Microsoft HoloLens(ホロレンズ)」による最先端の複合現実(MR:Mixed Reality)技術を利用した新しい訓練アプリケーションのプロトタイプを開発しました。

A350 XWBの導入を控えるJALとエアバスが協力し、整備士と乗務員訓練に複合現実技術の活用を研究開発しました。この訓練アプリケーションを利用し、エアバスは技術の境界を広げ、コスト効率の高い、効率的な訓練、運用ソリューションの提供をめざします。

ホロレンズの利用により、あらゆる角度から見ることができる仮想航空機にアクセスし、航空機の運用に関する特定の作業をバーチャルに体験できます。この革新的な技術は、インタラクティブな仮想航空機を通し、実機がなくてもいつでも、どこでも、何度でも訓練を受けることができます。

JALの赤坂祐二常務執行役員は「航空機メーカーであるエアバスとオペレーターのJAL、双方がそれぞれ高い専門知識を出し合い、協力することで実現できた成果」とコメントし、「訓練方法で新たな時代への一歩を踏み出すことができ、今後の訓練で新しい業界基準のひとつになる」とアピールしています。

エアバスはこのほど、航空宇宙産業界ではまだ数少ない、マイクロソフトの「複合現実パートナー プログラム」のメンバーに加わっています。エアバスは複合現実技術に関する専門性がマイクロソフトに認定されており、エアバスは独自に複合現実アプリケーションの開発を手がけることができます。

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