宮崎空港、国内初の小型機対応ロング・ボーディング・ブリッジ採用

宮崎空港、国内初の小型機対応ロング・ボーディング・ブリッジ採用

ニュース画像 1枚目:小型機対応ロングPBB、イメージ
© 三菱重工
小型機対応ロングPBB、イメージ

三菱重工グループの三菱重工交通機器エンジニアリング(MHI-TES)は2017年11月16日(木)、宮崎空港ビルから、旅客搭乗橋(パッセンジャー・ボーディング・ブリッジ:PBB)5基を受注したと発表しました。宮崎空港では施設の改修工事が進められており、これに伴い、国内ではじめてとなる小型機対応のロングPBB2基、世界に先駆けて開発したトンネル通路内の段差が無いステップレスPBB3基をすでに2017年9月から順次納入し、12月には全基完了する予定です。

小型機対応ロングPBBは、構想から5年を要し、宮崎空港ビルと共同で開発されました。宮崎空港の国内線は、A320や737など通常サイズの旅客機に加え、小型で床の高さが最も低いDHC-8-400までPBB規定で要求される緩やかなトンネル傾斜をキープし全機種に接続できるようヘッド構造、昇降装置、走行装置、トンネル部など設計が総合的に見直されています。このPBBにより、雨天時にも濡れることなく、また階段の昇降もなく航空機に搭乗できます。

ステップレスPBBは大枠トンネル通路と小枠のトンネル通路がスライドして伸縮する構造上避けられないと考えられていた段差を解消し、大小トンネル通路の床がフルフラット化されています。これにより、車椅子でも円滑、安全に移動できる完全バリアフリー空間が実現しています。

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