エアバスとSTアエロスペースは、A330-300の旅客機から貨物機への改修プログラム(P2F)で、DHLエクスプレスがこの改修機を運航するはじめての航空会社になったと発表しました。エアバスとSTアエロスペースのジョイント・ベンチャーでドイツのElbe Flugzeugwerke(EFW)がドレスデンで改修を実施し、2017年10月に飛行し、11月にヨーロッパ航空安全庁(EASA)から追加型式証明(STC)を取得しました。
DHLは、A330-300P2Fを8機発注、さらにオプションで10機、計18機を発注しています。DHLはA330-300貨物機でアジア・太平洋路線を拡充し、輸送力を高めます。
A330P2Fプログラムは2012年に着手、STアエロスペースとエアバスが共同で展開しています。STアエロスペースは開発プログラムで技術的な側面、さらにSTC取得時にEASAやアメリカ連邦航空局(FAA)の審査への対応を行います。エアバスは、OEMデータの供給、EFWは改修機プログラムのマーケティングを担当しています。