三菱重工業は2018年2月7日(水)、ボーイングの次世代旅客機777X向け後部胴体パネルの初号機を出荷したと発表しました。三菱重工は、広島製作所江波工場で777Xの後部と尾部胴体、乗降扉の製造を担当しています。
2月7日には江波工場で、記念の出荷式を開催し、ボーイングから777Xプログラム担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのエリック・リンドブラッド氏や、777/777Xオペレーション担当バイスプレジデントのジェイソン・クラーク氏などが出席しました。
江波工場では、独自の自動化ラインを開発、設置し、処理能力の拡大と効率化をはかっています。また、部品製造でも複数の場所で生産していた工程を集約し、一貫加工によるリードタイム短縮をはかるなど、従来作業のボトルネックを解消に取り組んでいます。
なお、777Xの初号機の引き渡しは2020年に予定されています。