イルクート、2機目のMC-21-300が初飛行

イルクート、2機目のMC-21-300が初飛行

ニュース画像 1枚目:2機目のMC-21-300 「73053」
© IRKUT CORPORATION
2機目のMC-21-300 「73053」

ロシアのイルクートは2018年5月12日(土)、イルクーツク・アビエーション・プラントで2機目のMC-21-300が初飛行したと発表しました。1機目が実施している試験飛行の結果をすでに一部、2機目に反映しています。

この初飛行は、飛行時間が1時間7分、速度は時速400キロメートル、高度3,000メートルでした。このフライトプログラムでは、機体の試験に加え、着陸装置や着陸装置を収納する主翼部分の構成、その安定性、制御性に関する試験が含まれていました。テストパイロットによると、予定されていたフライトプログラムの任務はすべて実行され、通常モードでの飛行でした。

イルクートはMC-21-300の開発で現在、2機の試験飛行機、1機の全機静強度試験機と、3機体制で型式証明の取得に向けた開発を進めています。イルクーツク・アビエーション・プラントではさらに試験機が3機、製造されており、これと同時並行に航空会社向けに納入される旅客機の継続的で安定的な生産ラインの確立に向けた準備が進められています。

なお、イルクートは1機目のMC-21-300はモスクワのジュコーフスキー飛行場(ラメンスコエ空港)で試験飛行を実施しています。この拠点では、開発プログラムで活用した技術面の正確性が確認されており、特に安定性と制御性の試験が続けられており、離着陸の特性の決定、エンジン始動を含む航空機の電源について様々な運転モードでの試験が行われています。

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