スターアライアンス、会員数拡大から継ぎ目ない旅行体験の提供に戦略変更

スターアライアンス、会員数拡大から継ぎ目ない旅行体験の提供に戦略変更

ニュース画像 1枚目:スターアライアンス、イメージ
© Lufthansa Group
スターアライアンス、イメージ

スターアライアンスのジェフリー・ゴーCEOは2018年6月4日(月)、シドニーで開催された国際航空運送協会(IATA)第74回年次総会にあわせ、その戦略を会員数拡大に重きを置いていたフェーズから、複数の航空会社を利用する場合のシームレスな旅行体験の改善へ変更すると発表しました。

指先1つで旅行の管理ができることは多くの旅行者にとって重要なことで、デジタル技術を活用することが戦略再構築の中心になるとし、加盟航空会社の相互接続性を一段と高いレベルで実現するプランを強調しました。

このデジタル改革に向けた下準備は数年前から開始されており、ITハブ基盤の構築により、例えば、複数の航空会社を利用する旅程におけるスルーチェックインや正しく迅速なマイルの積算などのバックエンド・サービスの統合を実現しています。

さらに次のマイルストーンとして、2018年2月、デジタルサービスプラットフォーム(DSP)を立ち上げています。これにより、ルフトハンザドイツ航空は、他の加盟航空会社に接続する際の手荷物追跡情報を提供しているほか、ユナイテッド航空は同社ホームページまたはアプリで予約したシンガポール航空運航便における事前座席選択機能を提供しています。他の加盟航空会社も他社運航便の事前座席選択機能の追加を希望しており、これに向けた必要な取り組みは既に開始されています。

これらのデジタル強化への取り組みは今後数年間に導入され、漸進的な改善で、旅行者に、新たなレベルの情報提供や旅行管理機能が提供されると説明しています。

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