航空局、群馬でのヘリコプター墜落事故で飛行計画の通報の遵守を周知

航空局、群馬でのヘリコプター墜落事故で飛行計画の通報の遵守を周知

国土交通省航空局は2018年8月16日(木)、8月10日(金)に群馬県で発生した防災ヘリコプター「はるな」の墜落事故で、運航者団体などに対して、飛行計画の通報について法令遵守を求める文書を発出しました。

この事案は、8月10日(金)に群馬ヘリポートを離陸した群馬県防災航空隊の防災ヘリコプター「はるな」、ベル412ヘリコプター、機体番号(レジ)「JA200G」が群馬県と長野県の県境の横手山北東側斜面で墜落し、運航する東邦航空の社員2名を含む乗員9名の全員の死亡が確認されています。

航空局は、群馬県への事実確認で当該機が、航空法第97条第2項に基づき航空局に通報した飛行計画以外の場所に離着陸し、搭乗を行っていたこと、飛行計画で定めた飛行が終了してない段階で、航空法第98条に基づく航空局への到着の通知を行っていたことが判明したと明らかにしています。

航空局は飛行計画の通報や到着の通知について、捜索救難活動のために重要な情報であることから、群馬県に対し、文書による指導を行いました。また、日本航空機操縦士教会、全日本ヘリコプター協議会などに対し、飛行計画の通報などを遵守するよう周知しています。

詳しくは、国土交通省のウェブサイトを参照ください。

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