群馬県防災ヘリの対応、空自や消防庁が対応 墜落機の乗員を搬送

群馬県防災ヘリの対応、空自や消防庁が対応 墜落機の乗員を搬送

防衛省は2018年8月10日(金)、群馬県の防災ヘリコプター「はるな」が草津白根山上空付近で、連絡がとれなくなり、警察や消防が捜索するも発見に至らず、東京空港事務所長から航空自衛隊中部航空方面隊司令官に対し、12時45分に行方不明機の捜索で災害派遣要請があり、これに対応しています。

これを受け、航空自衛隊の百里救難隊、新潟救難隊、入間の中部航空方面隊司令部支援飛行隊の4機が派遣されています。百里救難隊のU-125が13時21分に現地へ向け離陸、13時40分にUH-60が離陸、新潟救難隊のUH-60が13時42分、中部航空方面隊司令部支援飛行隊のT-4が通信中継のため14時11分に離陸しています。

自衛隊のほか、広域航空消防応援として、栃木県防災航空隊、埼玉県防災航空隊、新潟県防災航空隊、東京消防庁航空隊が参画、埼玉県の航空隊が群馬県消防防災ヘリコプターとみられる機体の一部を発見しています。

当時、ヘリコプターにはパイロット1名、整備員1名、航空隊員2名、消防隊員5名が搭乗しており、このうち空自はUH-60救難ヘリコプターから隊員を現場に下ろし、墜落機近くで8名の乗員を発見し、2名を相馬原駐屯地を経由して病院に搬送していますが、この安否は不明です。

群馬県によると当時、「ぐんま県境稜線トレイル」の情報収集のため離陸、ヘリコプター動態管理システムは、10時1分で追跡が追えない状態になっていたと明らかにしています。

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