ボーイング、アメリカ海軍から無人艦載空中給油機MQ-25の契約獲得

ボーイング、アメリカ海軍から無人艦載空中給油機MQ-25の契約獲得

ニュース画像 1枚目:MQ-25
© Boeing
MQ-25

ボーイングは2018年8月30日(木)、アメリカ海軍から無人艦載空中給油機として開発を進めているMQ-25スティングレイの契約を獲得したと発表しました。契約総額は8億531万ドル超です。

これを受け、2024年8月までに4機を製造する計画です。この機体製造は、ボーイングのセントルイス工場が担当します。この契約は、システム設計、開発・製造、テスト・検証・認証、納品とサポート提供を含め、MQ-25が戦闘機への給油を含む初期能力獲得までが対象です。この開発プログラムは総額130億ドルにまで拡大される見通しで、全72機が計画されています。

ボーイングは、アメリカ海軍の燃料補給要件を満たす無人機システムと同社の開発チームの両方に投資し、世界各地に展開する空母に重要な資産を配備させることに準備を進めていくとコメントしています。

MQ-25スティングレイは、アメリカ海軍の艦載機のF/A-18スーパーホーネット、EA-18Gグラウラー、F-35Cの航続距離の拡張につながり、打撃戦闘機の能力を最大限に引き出す能力と位置付けられています。スーパーホーネットの場合、830キロメートルの航続距離をMQ-25の給油により1,300キロメートルまで拡大できるほか、4機から6機に15,000ポンドの給油可能な能力を目指しています。

無人艦載空中給油機の計画では、ボーイングに加え、ロッキード・マーティン、ジェネラル・アトミックス、ノースロップ・グラマンなどが開発を表明していました。

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