トランプ大統領、安倍首相にF-35の大量購入に感謝の意

トランプ大統領、安倍首相にF-35の大量購入に感謝の意

ニュース画像 1枚目:F-35AライトニングII
© U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Greg Erwin
F-35AライトニングII

ブエノスアイレスで開催されているG20にあわせ、安倍首相とトランプ大統領が会談しました。この席上で、トランプ大統領は日本が「大量にわれわれの戦闘機、F-35とその他を購入することを大いに歓迎する」とコメントしました。トランプ大統領の言及は、政府がF-35A/Bを100機購入する方針を固めたと伝えられたことを巡るもので、日本側からアメリカ側にF-35戦闘機の購入について何らかの意向が伝えられたとみられます。

これに関連し、外務省が公表した会談内容にはF-35戦闘機について触れておらず、「日米同盟がかつてなく強固であるとの認識を改めて確認するとともに,引き続き同盟の強化に努めていくことで一致」と留めています。同行する報道陣に対して、F-35について購入決定の事実はないと説明し、防衛大綱・次期中期防衛力整備計画の策定に委ねている方針を堅持しています。

空自は戦闘機について、(1)F-15の近代化改修、(2)F-2後継機の将来戦闘機、(3)F-4からF-35Aの更新と主に3つの動きをしており、F-15近代化改修に至らない機数をF-15に更新するものとみられています。F-35A/Bの大量購入だけでなく、将来戦闘機についてもアメリカ側との妥協になるか、いっそう動向が注目されるところです。

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