次期防衛大綱、F-35Bの導入とヘリ搭載護衛艦の「空母化」を明記へ

次期防衛大綱、F-35Bの導入とヘリ搭載護衛艦の「空母化」を明記へ

ニュース画像 1枚目:フライングタイガースのF-35B
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 1st Class Daniel Barker
フライングタイガースのF-35B

政府は次期防衛大綱に、F-35Bの導入、いずも型護衛艦の空母化改修を盛り込む方針を固めた模様です。NNNニュースが伝えています。

F-35Bの導入とヘリコプター搭載護衛艦の「いずも(DDH-183)」と「かが(DDH-184)」について、空母への改修検討は以前からたびたび伝えられていますが、航空自衛隊へのF-35Aの導入、配備が本格化し、新たな防衛装備の検討で方針が固められた模様です。

F-35Bは、アメリカ海兵隊、イギリス空軍がすでに導入しているF-35の3機種の1つで、短距離離陸・垂直着陸が可能なSTOVL機です。エンジン後方の排気ノズルを下方に曲げて離発着が可能です。ヘリコプター搭載護衛艦の改修では甲板やスキージャンプを備えるなど、すでに必要なものについては検討が進められているとみられます。

いずも型護衛艦は導入時から、長さ248メートル、幅38メートルとその艦の大きさからSTOVL空母と比べて遜色がなく、海外では空母、あるいはヘリコプター空母として認識されており、F-35Bについても日本を取り巻く安全保障環境による状況の変化などから、導入に向けて検討が進んだ模様です。

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